俺がずっと守るから
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「Welcome back, princess.」
「…なんの真似ですか、三芳くん」
英会話が終わって客間に行けば、入った瞬間に三芳くんはそう言ってペコリとお辞儀してきた。
意味は「お帰りなさい、お姫様」…って、そうじゃなくて。
「なんで急に英語?」
「ん?彩葉ちゃんが英会話帰りだから?」
「答えになってるの?それ」
私の疑問にクスリと笑う三芳くん。
もう、意味分かんない。
でも、流石三芳くんだ。
発音がとっても綺麗。
「あれ、そういえば椎名クンは?」
「李樹には戻ってもらったよ」
「え、なんで?」
キョトンとした表情の三芳くんにため息をこぼす。
「2人会わせたら喧嘩しちゃうでしょ」
「あぁ、なるほど」
私が言うまで気付いてなかったのか、それを聞くと三芳くんは納得したようだった。