あの日の約束を、君ともう一度






「...里依紗先輩大丈夫ですか?」









里依紗先輩の顔には疲れが出ていた。









なんだか顔色も悪い気がする。









「...大丈夫だよ。ごめんね、心配かけて。」









里依紗先輩は私に向かって微笑んだけれど、全然大丈夫そうに見えない。









「.....いえ、大丈夫ならいいんです!」









私には、そうやって笑って返すことしか出来なかった。









依月が自主練を終えるのを待ち、一緒に帰る。








私は依月が自主練している間、体育館の隅で寝てしまった。








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