あの日の約束を、君ともう一度






「いや大丈夫。俺が付き合わせてるんだし。...そんなことより、変な夢でも見た?」










俺は染谷の顔から目をそらさない。










「そんなことないよ!私だって好きでここにいるんだし!.......まあ、ちょっといやな夢だったかな。」











染谷はそう言って笑う。












だけどその顔は、どこか悲しそうだった。












「大丈夫か?」











染谷の顔を覗き込む。











染谷はまた笑う。











「だ、大丈夫大丈夫!」










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