あの日の約束を、君ともう一度






泣き止んだのか、ゆっくりと俺から染谷が離れていく。











もっと抱きしめていたかった、なんて絶対言えない。











「...帰るか」












静かな体育館に、俺の声だけが響く。












染谷は目線を床に落としたまま頷いた。













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