あの日の約束を、君ともう一度
3【莉花side】
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やっとさやと仲直り出来た。
ずっと話したかった。
ずっと、謝りたかった。
さやと前みたいに話せて、凄く嬉しくて。
さやが本音をぶつけてくれて、本当に嬉しかった。
今までさやは私の前で一度も泣かなかった。
いつでも笑顔で。
いつも笑顔なのに、中学に来なくなった。
きっと1人の時に泣いているんだろうなって、ずっと思ってた。
なんで泣いてくれないの、なんで頼ってくれないの。
そんなこと、あの日、さやの左手が使えなくなった日からずっと思ってた。
でもなかなか言い出せなくて。
さやが泣いているのに、ちゃんとそばに居てあげられなかったらどうしよう。
もし、私だから頼らないって思ってたらどうしよう。
そんな言葉がいつでも片隅にあった。