あの日の約束を、君ともう一度
「なんで決めつけんのよぉぉぉ」
うわぁぁぁと声を上げて泣く私に、2人はあたふたして。
「り、莉花、私なら大丈夫だから、ね?」
「河合、悪かった!悪かったから、泣きやめって!」
「うわぁぁぁん...っ」
涙が溢れて止まらない。
「り、莉花...っ!」
なぜか隣でさやまで泣き出した。
「え、染谷!?」
大声で泣く私たちに、1人で慌てる真鍋。
それが面白くて、私とさやは泣きながら笑った。
きっと周りから見たら、ただの変な子供たちで。
女子高生がこんなに号泣しているのは、みっともないかもしれない。
でも私たちにとっては、そんな事どうでもよかった。
───────いや違う。
私たちには、そんなことを考える余裕なんてなかったんだ────────...。