淡い夢
『2017.6.13.





昔から夢を見るんだ。





その前に、夢って二種類あるよね。





「将来の夢」みたいなやつと、「寝てる間に見る夢」ってやつ。







僕には将来の夢なんてない。
やりたいことも特にない。





強いて言うなら安定した生活がしたい。なんてこのご時世では贅沢な願い事かもしれないけど。






ちょっと脱線したけど、僕が昔から見る夢は「寝てる間に見る夢」の方だ。






これから僕は、「僕が見た夢」についてここに記したい。





別に誰が見るわけでもない、ていうかこれ友達とかに見られたらクソ恥ずかしくて死ねる。





それでもここに書きたい。






この不思議な事と、今の気持ちを整理したい。






なんて言い訳のように書いてるけど誰が見るんだこれ…






あれかな、未来の自分とかか…?






ってほんとに独り言とか寂しいし馬鹿みたいだからやめよう。うん。』






ふぅと息をつき一ページ目しか書いていないノートをパタンと閉じる。





「手ぇいってえ…」





手首を回してうーんと伸びをする。





でもこれで落ち着くんなら手の痛みなんて安いもんだな。





そう一人で納得し机の引き出しにノートとシャーペンを仕舞う。






「続きはまた明日だな。」






そう呟やいてごろんとベッドに寝転んだ。




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