孤独姫



ガラガラ


『きょーこちゃん。ちょっと借りるね』


「何あんたまたやられたわけ?w」


きょーこちゃんってのは、保健の先生

うちの事を唯一知ってる人なんだけどさぁ


この人

うちの親父の姉貴だったりもする。


『ねーきょーこちゃん。明日から学校来れないかもー 』


「なんで?またなんかすんのー?」

『いんやー、めんどくさい 』

うちが学校を休む理由?

そんなの決まってんでしょ、きょーこちゃん

きょーこちゃんの弟の嫁がうちに、また、暴力すんの



『きょーこちゃん』

「なによ」

『きょーこちゃんが親だったら良かったのに』

本当にそう思う
きょーこちゃんが、うちのお母さんだったらどんだけ良かったか


「あらそう?でも、私はいやよ。」

『ナーンで?』

「だって遊べないじゃない?私は仕事をしながら遊ぶのーww」

そうだった。
きょーこちゃんはギャンブラーでもあり、

男を手玉にして遊ぶんだった


「あんた失礼ね?手玉に取るって」

『ホントのことでしょ?まぁ1週間くらい来れないから よろしくね』



「はいよ。お子ちゃまはさっさと帰んな 」

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