私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
「当たり!!あー!楽しかった!!」
なんか去年までは大樹と恋が言い争いするからそれを止めるのに忙しくて、ちゃんと楽しめてなかったんだなーって今思った。
「そろそろ花火見に行こっか。」
「うん。そうだね!場所取って、特等席で見よ!!」
花火は会場からちょっと離れた場所で見るのが定番。
そこからが一番綺麗に見えるから。
「志帆!俺さ、特等席知ってるんだ・・・・」
どこか一点を見て固まっている。
「ん?弘人どうしたの?」
弘人が見ている方向を見ようとすると、
「なんでもない!!ほら、行こ!!」
弘人はそう言うけど、全く自分が見ていた方向を見せてくれない。
「え?何かあるの?」
私が見ようとするけど、弘人は見えないように体を動かす。
「えー!逆に気になるじゃん!」
「だからダメだって!」
「だー、かー、らー!どうしてって。いいでしょ?ほら、避け・・・・・・・・・・・え?」
弘人の腕を振り払うと、そこには大樹と恋。
それは良かった。
一緒にいるのは知ってたもん。
だけど、
キスしてるとは思わなかった。
私の頭の中がまた真っ白になる。
何回こうなったらいいんだろう。
「・・・・・・・え?・・・・・・・・あっ、そっか。・・・・・・・・そうだよね。当たり前だよ。付き合うことなんて、分かってたじゃん。・・・・え?何をいまさら。」
「ちょっ、志帆?大丈夫?」
心配そうに私を見つめる弘人。
「・・・・・・・・・大丈夫?大丈夫に決まってるよ!!でも、・・・・・・・・今は待って、」
そう言って私は、伸ばしてきた弘人の手を振り払って走った。
下駄を履いてたから走りずらい。
それに親指と人差し指の間がすっごく痛い。
皮が向けたのかな?
血が出てるかな?
でも、どうでもいいよ。
もう、私の胸の痛みに勝てるものなんてない。
この日が来ちゃったんだ。
なんか去年までは大樹と恋が言い争いするからそれを止めるのに忙しくて、ちゃんと楽しめてなかったんだなーって今思った。
「そろそろ花火見に行こっか。」
「うん。そうだね!場所取って、特等席で見よ!!」
花火は会場からちょっと離れた場所で見るのが定番。
そこからが一番綺麗に見えるから。
「志帆!俺さ、特等席知ってるんだ・・・・」
どこか一点を見て固まっている。
「ん?弘人どうしたの?」
弘人が見ている方向を見ようとすると、
「なんでもない!!ほら、行こ!!」
弘人はそう言うけど、全く自分が見ていた方向を見せてくれない。
「え?何かあるの?」
私が見ようとするけど、弘人は見えないように体を動かす。
「えー!逆に気になるじゃん!」
「だからダメだって!」
「だー、かー、らー!どうしてって。いいでしょ?ほら、避け・・・・・・・・・・・え?」
弘人の腕を振り払うと、そこには大樹と恋。
それは良かった。
一緒にいるのは知ってたもん。
だけど、
キスしてるとは思わなかった。
私の頭の中がまた真っ白になる。
何回こうなったらいいんだろう。
「・・・・・・・え?・・・・・・・・あっ、そっか。・・・・・・・・そうだよね。当たり前だよ。付き合うことなんて、分かってたじゃん。・・・・え?何をいまさら。」
「ちょっ、志帆?大丈夫?」
心配そうに私を見つめる弘人。
「・・・・・・・・・大丈夫?大丈夫に決まってるよ!!でも、・・・・・・・・今は待って、」
そう言って私は、伸ばしてきた弘人の手を振り払って走った。
下駄を履いてたから走りずらい。
それに親指と人差し指の間がすっごく痛い。
皮が向けたのかな?
血が出てるかな?
でも、どうでもいいよ。
もう、私の胸の痛みに勝てるものなんてない。
この日が来ちゃったんだ。