私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
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志帆へ



電話に出ないから、家に行って謝ろうと思ったんだけど、幾ら何でもそれは失礼だと思ってこれを入れておきました。



あっ!



ハンカチは洗ったから綺麗だよ。



昨日落としていったから。



それと、



昨日はごめんね。



あの場で言うのは間違ってた。




でも、言葉自体は否定しない。




俺は、志帆が好きだよ。




でも、もし、この気持ちが迷惑になるのなら、今は置いといてもらっていい。




最初から俺らは友達なんだから。




今まで通り相談にものるし、遊びたいって思ってる。



とりあえず、今日はこのくらいで。



またな。




弘人より
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「なんだったの?」




お母さんに聞かれて私は慌てて紙を袋の中に入れる。




「なんでもない!!友達が部活の時に忘れたハンカチ届けてくれただけ。」





「そう。優しい子ね。」




「・・・・・・・・うん。すっごい、優しいよ。」




私は入っていたハンカチをぎゅっと握った。




まさか、家まで来てくれるなんて思わなかった。




弘人。




どこまで私に優しくするのよ。



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