私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
「もしかして、弘人髪切った?」



「あっ!やっと気づいてくれた人いたーー!」



そう言って騒ぐ弘人。



周りがなにごとかと私達を見る。



「ちょっ、弘人騒ぎすぎ!!」



「あっ!ごめんごめん。でも、やっと気づいてくれる人いて嬉しかったー!やっぱり志帆だな!!さっき友達に会ってもなんも言われなかったからさー、なんか悲しかったわ。」



「あはははは!!そっか。でも、似合ってるよ。」



「・・・・うん。そう言ってくれると嬉しい。」



弘人と話していると恋と大樹が一緒に来た。



「ちょっと恋と話してくるね。」



そう言って席を立つ。



「恋!おはよう!一緒に来れなくてごめんね?」



「あっ!志帆!!おっ、おはよう。大丈夫だよ。大樹と来たから。」



「そっか。あっ!私、恋に聞きたいことあったんだけど。」



「あぁーー!!私ちょっと先生に相談あるからまた今度でいいかな?」



「えっ?あっ、うん。いいけど。」



明らかに挙動不審な恋。



何か・・・・・・・隠してるのかな?



恋が職員室に行ったから私は大樹のところへ行った。



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