私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
「それならいいけど。・・・・・・もし具合い悪くなったらちゃんと言えよ?」



「うん。ありがとう!」



大丈夫とは言ったものの、だんだん息が上がってくる。



私は監督に断って1度外に出た。



落ち着いたら大丈夫かもと、体育館の入口に座り込む。



すると突然頭に鋭い痛みがはしる。



痛すぎて頭を抱える。



なに、これ・・・・・・・



偏頭痛じゃ・・・・・・・ない。



痛すぎてその場にうずくまると誰かの足音がする。



「志帆!!」



あっ、・・・・・・・・弘人?



「・・・・・・・ひ、ろと。・・・・たす、けて。」



痛みに耐えながら弘人の名前を呼ぶ。



なんでもいいからこの痛みを取ってほしい。




「志帆、ちょっと待ってろ!!今監督呼んだから!!」



すると監督が私の元へ来た。



「おい!大丈夫か!?・・・弘人、救急車呼べ!!」



「はい!!」



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