異世界
しかも、私の名前知ってる…
なんか、ラノベの主人公になった気分だわ…
「…ねぇ聞いてる?」
「…………そうだけど
私は来栖 乃亜。なんであなたが名前知ってるか知らないけど
私これから用事があるからほか当たって」
踵を返して帰ろうとすると
「ちょ、ちょっと待って!?」
焦り出す猫
いい気味だ。
いくら猫だと言っても私を顎で遣ったのは許せないからな
「ボクにもキミに大事な用があるんだ!
それも、キミにしか出来ない事が」
え"ぇぇぇぇ~………
勘弁してよ………
「…そんなあからさまに嫌な顔しなくても……。
まぁ、いいや、キミがどんなに抵抗しようとこれは決まった事。
キミは逃げられない
とりあえず、来てもらおうかな」
スーーっと飛んできて
私に触れようとする
逃げようにも足が地面に張り付いたかのように動かなくて
猫が遠慮なく距離を縮めてくる
「はぁ!!?ちょっ、こ、来ないで!
嫌ぁぁぁぁぁ〜!!」
プニッ