飛蝗者
毎朝7時にアラームをかけている。
その日も同じ時間にアラームが鳴った。
いつもは枕元にスマホを置いているのだが、前日に出かけた時鞄の中に入れっぱなしにしていたから、私はすぐに止めることができなかった。
ベッドから這い出して寝室の隣りの部屋へ行き、隅に置いてある鞄からスマホを取り出してアラームを止める。
それで一息つくと、おはよう、と声をかけられた。
正大はヘッドホンをして、パソコンで動画を観ていた。
おはよう、いつ帰ってきたの、そう返すより先に、私は彼へと寄っていき、椅子に座る彼へと覆い被さった。
「まだシャワー浴びていないから」と正大は言いかけて、けれど結局、両手を腰へと添えてくれた。
その日も同じ時間にアラームが鳴った。
いつもは枕元にスマホを置いているのだが、前日に出かけた時鞄の中に入れっぱなしにしていたから、私はすぐに止めることができなかった。
ベッドから這い出して寝室の隣りの部屋へ行き、隅に置いてある鞄からスマホを取り出してアラームを止める。
それで一息つくと、おはよう、と声をかけられた。
正大はヘッドホンをして、パソコンで動画を観ていた。
おはよう、いつ帰ってきたの、そう返すより先に、私は彼へと寄っていき、椅子に座る彼へと覆い被さった。
「まだシャワー浴びていないから」と正大は言いかけて、けれど結局、両手を腰へと添えてくれた。