..恋の方程式..
今でも道端で見かけたら
涙がでてくる…

それは私が先輩を
忘れられていない
確かな証拠だった…

「こんにちは」

ってあいさつもせず
2人はただお互いを避けあった…

そんな気まずい相手がいる
高校に進学できるわけがない…

私は口を開いた…

「だって海聖高校、藤田先輩おるもん…」

「なんなん?藤田となんかあるん?」

仲谷先生は藤田先輩の個別の先生だった。
藤田先輩を知ってるのは当然の事だ・・・

「ありすぎて嫌になるくらいある・・」

「自分藤田にふられたん?」

先生は笑いながらそう言った。

先生がそういう人だって事を私は忘れていた。

その時
逢沢先生が教室に戻ってきた。


「仲谷さん。マジで行くんですか?」

仲谷先生と富山先生が
逢沢先生を飲みに誘っていたようだ。

「あたりまえやん。」

「無理ですってー。僕明日大阪に遊びに来てる友達が帰るから
一緒にプール行くんですよ。」

「ええやん!」

「ほんとダメですってー」

「大丈夫やって」

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