..恋の方程式..
「先生…私、好きな人ができたんだ… 
って言っても叶わない相手なんだけどね…」

先生は心配したような目で
私を見てくれた…

「私、仲谷先生が好きなんだ…」

「え…」

逢沢先生は驚きを隠せなかったみたい。


「でもね、麻衣が泣くだけだ」

って…



「うーん..まぁ、そんなヒドイことはせえへんと想うけど…」

逢沢先生は私が傷つかないように

優しい言葉で話してくれた。



夜空にはチラホラと小さい星が光っていた…


「ってか塾長に見つかったらヤバイよなー…」

そりゃそうだ…

先生と生徒

だから…

「見つかったらクビやんな」

先生が笑いながら言う…

「ほんまやなー」

いけないことって分かってても

私はその時間が楽しくて
しかたなかった…




コツコツコツ…






後ろから誰かが走ってくる…






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