..恋の方程式..
トイレから教室へ戻った。

「もぅ嫌や…」

そこにいた逢沢先生にぐちを溢す…

「どしたん?」

「なにもかも嫌…」

こんな事言ったら

逢沢先生だって困る…

「あぁ…あの人のことかぁ…」

それでも

優しく聞いてくれるんだね。

逢沢先生を

好きになれば良かったかな…

そしたらこんなに傷付かなくて済んだかもね。

悩んでる私に先生は言った。

「塾来るの辞めたら?会わんのも1つの手やで。」

1つの手か…
そんな簡単なものかな?


「もうちょっと考えてみる。」

そんな話をしてると

愛ちゃんが来た。

「先生に相談してみれば?」

逢沢先生が愛ちゃんを見て

そう言った。

「言った方がいいかな?」

「うん。ちゃんと相談のってくれるで。」

逢沢先生に勧められたものの
私は中々口を開かなかった。
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