..恋の方程式..
「誰がやってん!ほんま幼稚なことすんなー。」

私は泣くのをこらえて必死で言った。

「あゆな…大丈夫?」

周りの友達が私を見て言う。

「大丈夫!大丈夫!」

笑って言ったけど

大丈夫なわけがない…

また、人間不信を広げる気かと思った。

ただでさえ嫌なのに…

さらに、怖くなった…


また誰かが私を嫌ってる…


誰?

誰?

靴はすぐに見つかった。

やっぱり無差別なのだろうか…

その日

麻衣と別れてから

私は泣きながら家へ帰った。
< 36 / 101 >

この作品をシェア

pagetop