..恋の方程式..
「ってか先生聞いてやぁ…
学校ほんま嫌や…」

「なんかあったん?」

「今日靴隠されとってん…」
「無差別やろー」

「かなぁ?」

無差別

自分にそう
言いきかせた。

だって…
そうでもしないと、精神的におかしくなりそうな
気がしたから…

そこに、愛ちゃんが来て言った。

「じゃぁ五十嵐さん遅いし帰り。一緒に下まで降りる?」

私は頷いた。

そして愛ちゃんと逢沢先生と3人で降りた。

塾の玄関で逢沢先生が
私に言った。

「学校で嫌な事あっても
塾来たら俺がおるから。」って…

「うん…」

私は少し照れたように言った。

そのまま私は先生と別れて、家まで歩いた。

途中で自分の顔が
真っ赤な事に気付いた。

俺がおるから…

こんなことを異性から

言われるのは初めてだった。
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