..恋の方程式..

何で・・

次の日私は約束通り
瞳ちゃんと狭山高校に行った.

朝会って

「瞳ちゃん!!逢沢先生のことやけど・」

「あぁ!あれ?笑」

「昨日気になって寝られへんかってん!」

「そんなに??別に普通に『狭山高校の道分からん』って
言うたら『今から一緒に行く?』って言われて、笑
んぢゃぁ横におった愛ちゃんが『逢沢さんそれデートやん!』って
言うただけやで・」

あんまり内容は
こくなかったから安心した・・

眠れなかった私がバカみたいだ。
何を想像してたんだろう…?


そのまま狭山高校を廻って
家に帰って塾に行った.


そして久しぶりに富山先生に会った.
私と逢沢先生が一緒に帰ってるところが
見つかってから先生にはあまり
会わなかったんだ。

私は自習していた.

そしたら富山先生が来て
「自分まじめやなー」
って・・
私は『まじめ』って言われるのはそんなに
好きじゃない。

「そんなにまじめ?!みんなに言われんねんけど…
仲谷先生..とか..」

「嫌なん?」

「別に…嫌ぢゃないけど…好きな人に言われても
嬉しくない…」

「え?好きな人誰なん??」

「さー?」

「仲谷さん??」

私はうなずいてみせた.


「えー!?まじで?」

「うん…」

「どこが好きなん?」

そんな質問されても・・
って感じだった…
だって私は先生の全てが好きだったから…

「いつも北山っちに話聞いてもらってるねんけど
今日おらんやろー」

そういったら
富山先生が
「じゃあ今日は俺が北山先生の変わりに
話聞いたるわ」

って言ってくれた。


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