..恋の方程式..
「うわ!パッツン」

富山先生が笑いながら言う。

「うるさい失敗してん!変やろう?」

「うん」

即答…

ぷー

っとすねて私は自習しに行った

「おいパッツン!」

「パッツンちゃう」

「りこちゃん知らん?」

富山先生はりこを探してたようだ。

「りこ?第三教室におるんちゃう?」

「第三か…そっか。ありがとう」

そう言って富山先生はりこのところへ行った。

塾の帰り道目を細くしてりこが言う

「今日富山先生こっちの教室まで来てくれてん!」

「あぁ、どこおるか聞かれたもん」

「そうなんやぁ!富山先生あっちでパッツンが
どうたらこうたら言うてたで」



どこまでも失礼な・…

だけど心の中で喜んでいる自分もいる

自分のいないところで先生がそういう風に
私の話をしてくれてることが
嬉しかった。
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