この道渡れば晴れのち合格◎

「なんでか分かる??結苺がバカだからじゃないよ?」


「では、どうしてですか舞鈴先生。」



私はわざとらしく手をピンッと上げて聞きかえす。



「それはね…
周りが勉強しているからよ!!!」



チーーーーーーーン

はい、撃沈ー。
ようするに私の学力は上がってもなく下がってもないが周りが賢くなっているのに従い、自然に順位は落ちていると。なーるほどね!

いや~我ながら理解力ははやいな(現実逃避)



「結苺、現実に向き合うのよ」


全部お見通しだと言われてる気がした。




「っ…。舞鈴も一緒なんだよね…?」
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