この道渡れば晴れのち合格◎
私が行きたくない理由は、勉強が嫌いだからじゃない。
昔から先生が苦手だから。
苦手になった理由を知ってるのは舞鈴だけ、舞鈴にしか話してない。
それでも彼女は塾に行こうと誘ってきた。
きっとさっきの
“現実に向き合え ”
っていう言葉には過去を乗り越えろって意味も含まれていたと思う。
「この1年一緒に頑張ろうよ!!!!」
舞鈴は私の手を取り、真剣な眼差しで見つめてきた。
「…やっぱりさ舞鈴イケメンだよねぇ…私そんな見つめられたら照れちゃu…「ゆいさん?^^*」
「ヒッ…!!!!行きます!!!!一緒に頑張ろうね!!!目指せー!志望校合格ー!!!」
…と、半ば強引ではあるけど、
私、笠原 結苺
一歩前に前進です!!!!