何年経ってもあなただけを
「だけどね、私には大切な仲間がいるから。みんながいるから私は総長として頑張っていける」



私の言葉に、涙ぐむ面子たち。



鳴瀬はただ、じっと聞いているだけ。



「調べたければいくらでも調べたらいい。だけどこれだけは言っとくわ。私は、私たちはあなたたちには負けない」



幹部たちが私の横に並ぶ。



その後ろに面子がやってくる。



「あー…」



鳴瀬は頭をガシガシと掻いた。



なに?歯切れ悪いんだけど…。



「…別に戦いにきたわけじゃない」



「「は??」」



あ、ハモった。



って、違う違う!!!



戦いにきたわけじゃないって…一体何しにきたの?!






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