何年経ってもあなただけを
その気持ちがわからないまま、私は家に着いた。



不思議な感情が湧き上がり、ふわふわしていて。



私はそれを上手くコントロールすることが出来なかった。



その夜、私は40度を超える熱を出して寝込んだ。



そして、目を覚ましたとき。






私は〝私〟ではなくなっていた。






最初は戸惑った。



でも、それ以上に嬉しいという思いが私の心を支配した。



それと同時に、もう〝私〟はいないのだと。



私の大切な〝光〟と〝仲間〟はもういないのだと。



確信してしまった。






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