最後の恋 【番外編: 礼央目線】
自分自身にこれ以上ないほどの自己嫌悪を感じた。
身動きができないほど、苦しくなっていく。
そのまま、教室に戻る気にはどうしてもなれなくて後ろを振り返ったけど、結局図書室には戻らずにすぐ右にある屋上へと続く階段に足を向けた。
屋上に来たのは初めてだけど、そこには図書室の窓から見える景色と同じ風景が広がっていた。
彼女に初めて出会った日のように澄みきった青空はそこにはなく、冬空の下はやっぱり風が強くて寒かった。
昼休の終わりを告げるチャイムがなる。
しばらくして体が冷えてきたので中に入ると、カラカラと扉の開く音が聞こえた。
近くにある部屋は図書室しかなかった。
さっきまではいなかった司書の先生が戻ってきたのかと思ったが逆だった。
足音がこっちに近づいてくる。
静かに身を潜め上から様子を見ていたら、姿を見せたのは思いもよらない松野さんだったーーー。
身動きができないほど、苦しくなっていく。
そのまま、教室に戻る気にはどうしてもなれなくて後ろを振り返ったけど、結局図書室には戻らずにすぐ右にある屋上へと続く階段に足を向けた。
屋上に来たのは初めてだけど、そこには図書室の窓から見える景色と同じ風景が広がっていた。
彼女に初めて出会った日のように澄みきった青空はそこにはなく、冬空の下はやっぱり風が強くて寒かった。
昼休の終わりを告げるチャイムがなる。
しばらくして体が冷えてきたので中に入ると、カラカラと扉の開く音が聞こえた。
近くにある部屋は図書室しかなかった。
さっきまではいなかった司書の先生が戻ってきたのかと思ったが逆だった。
足音がこっちに近づいてくる。
静かに身を潜め上から様子を見ていたら、姿を見せたのは思いもよらない松野さんだったーーー。