最後の恋 【番外編: 礼央目線】
そんなに言われるほどまだ飲んでいないのに。
「全然、まだこれくらいじゃ酔わないよ。至ってシラフに近い状態。で…今の質問の答えはどっち?」
はぐらかそうとしているように見えた彼女を追い込んでいく。
「なんで…そんな事を聞くの?」
やっぱり…彼女は、俺と目も合わせようとしない。
「なぜかって聞かれたら、さっきの松野さんの言い方が自分のことを言ってるように聞こえたのと、後は…俺の願望?」
俺はもう隠すつもりはなかった。だから正直にそう答えた。
「…………‼︎ わ、私は違うよ。その中に入ってるわけないでしょ。一ノ瀬君は紫乃の彼だったんだから、私にとっては友達の彼氏…ただそれだけだよ。それに願望って何?意味わかんない!酔ってないって言ってたけど、どう考えても発言が酔ってる人だよ。そろそろ…これ飲んだら、今日はもう帰ろうか。」
ひどく慌てて彼女はそう弁解しすると、落ち着きをなくし帰ろうかとまで言い出した。
こんな中途半端なままで帰れるはずもないし、逃がすつもりもなかった。
「全然、まだこれくらいじゃ酔わないよ。至ってシラフに近い状態。で…今の質問の答えはどっち?」
はぐらかそうとしているように見えた彼女を追い込んでいく。
「なんで…そんな事を聞くの?」
やっぱり…彼女は、俺と目も合わせようとしない。
「なぜかって聞かれたら、さっきの松野さんの言い方が自分のことを言ってるように聞こえたのと、後は…俺の願望?」
俺はもう隠すつもりはなかった。だから正直にそう答えた。
「…………‼︎ わ、私は違うよ。その中に入ってるわけないでしょ。一ノ瀬君は紫乃の彼だったんだから、私にとっては友達の彼氏…ただそれだけだよ。それに願望って何?意味わかんない!酔ってないって言ってたけど、どう考えても発言が酔ってる人だよ。そろそろ…これ飲んだら、今日はもう帰ろうか。」
ひどく慌てて彼女はそう弁解しすると、落ち着きをなくし帰ろうかとまで言い出した。
こんな中途半端なままで帰れるはずもないし、逃がすつもりもなかった。