木村先生と和也君
親には迷惑をかけたくないが,俺の先生への気持ちも止められない。

部屋で先生を押し倒した時,慌てた先生可愛かったな。

その後抱きしめた感触も忘れられない。

ほんとはもっとずっと抱きしめてキスしていたかったが,邪魔が入ってできなかった。

いつものファミレスデートではほとんど触ることもできない。

父さんは,責任取れないこと(子供ができるようなこと)はするなって言ってたけど,他の付き合ってる奴らはどうしてるんだろう。

誰かに聞きたい。

だけど,こんなこと聞きにくいし。

部活中,俺が悶々としていると,正行と他のメンバーの話し声が耳に入ってきた。

「正行,お前,北山女子の3年と付き合ってるんだって?」

「あぁ,そうだよ。」

「北山女子ってお嬢様学校じゃねーか!正行どうやって知り合ったんだよ!」

「中学が一緒だったからね」

「じゃあもう結構長いんだな!どこまでいったんだよ!?」

「どこまでって?」

「やることやってんだろ?」

「そりゃ,まぁ。」

「詳しく教えろよ!」

「あはは,ほら,休憩時間が終わるよ。練習再開しよう。先輩に怒られるよ」

俺は興味のないふりをしていたが,しっかり聞いていた。

正行はやることやってんのか。

こんな身近に大先輩がいたとは。

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