僕とお姉ちゃんだけの神様
プロローグ
真っ白な空間…


目に突き刺すような、明るい照明…


カチャカチャと鳴り響く金属音…


僕がここに来るのは初めてじゃない。

前みたいに、家にまた戻れるよ…


「………いや!………………ないで!
…………ずっと一緒って約束したじゃない!」


僕の耳に微かに届いたその声は、お姉ちゃんの声。


僕の為に泣いてくれてるの?


どうして?


僕はすぐに元気になるよ?


でも少し眠いなぁ…






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