僕とお姉ちゃんだけの神様
「ジュン、すまんな。いつも1人で留守番させて」


お父さんはそう言うと、大きな温かい手で優しく頭を二回叩いてくれた。


「平気だよ!僕だってもう赤ちゃんじゃないんだから!」


僕は満面の笑みでお父さんにそう言った。

お父さんは軽く二回頷くと、部屋の奥へと行き着替えながら


「すぐに夕飯にするからな。もう少し遊んで待ってなさい」


お父さんは僕の方を見ながらそう言った。

でも、何かいつもと違う。

少し嬉しそうな声。

いつもより大きな動作。

僕は気になりながらも夕飯が出来るのを待っていた。



気がつくと、オレンジ色の光は消えて

合唱の声も聞こえなくなり

空は黒いキャンパスに黄色い光が

辺り一面にいくつも輝いていた。
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