無駄な紅葉は散り濡れる.
逢えなければ
逢えないほど
想いは募ってしまった。
いつのまにか、
東宮の宴の日になってしまっていた。
女房に舞台へと
案内される。
お辞儀をして
顔を上げた時だった。
東宮の隣にいた男と
目があった。
驚いた表情の愛しき人
あの人の口が
あたしの名前に
動く。
一瞬出てきた疑いは
すぐ消えた。
征人があたしを
東宮に売ろうとしたわけじゃない
征人はしらなかったんだから。
その瞬間喜びとともに
悲しみは
一層深くなる。
逢えないほど
想いは募ってしまった。
いつのまにか、
東宮の宴の日になってしまっていた。
女房に舞台へと
案内される。
お辞儀をして
顔を上げた時だった。
東宮の隣にいた男と
目があった。
驚いた表情の愛しき人
あの人の口が
あたしの名前に
動く。
一瞬出てきた疑いは
すぐ消えた。
征人があたしを
東宮に売ろうとしたわけじゃない
征人はしらなかったんだから。
その瞬間喜びとともに
悲しみは
一層深くなる。