全ての記憶を《写真》に込めて
目が覚めたら、お兄ちゃんがいた。

「おはよう、彩月」

「…っ!おはよう、みんなは?」

窓から見える外はとても暗い。
「もう帰ったよ、遅かったしな」
「そっか またお礼言っておかないと」
「いい友達もったな」
「うん!」

また、晴くんに迷惑かけてしまったかもしれない。
でも、晴くんのことだか、迷惑じゃないというだろう。

「明日、学校だ」
「俺も明日学校に行くぞー!」
「お兄ちゃん教育実習生だもんね」
「あぁ!わざわざ彩月がいるところ行きたいってお願いしてきたからな」

じゃ、久しぶりに夕飯作ってくる、とリビングへ降りていったお兄ちゃん。


明日学校かぁ。
卵焼きを多めに作っていこう。
前に作ってきて、と言われてからあまり作ってあげることが出来なかったから。



「そうと決まれば明日早く起きなくちゃ!」


お兄ちゃんの分のお弁当も用意してあげよう。



明日が、楽しみだなぁ。
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