全ての記憶を《写真》に込めて
「彩月、そんなに落ち込まないでいいと思うよ〜、身長なんて人それぞれだから」
「うーん、そうなんだけど…私ってそんなに小さいんだと自覚しちゃってね」
今まで保健室通いだったからほかの人と身長比べることがなかったけど、こんなに違ったなんて。
「もう!よし、こうなったら晴くんの写真を撮って晴くんの身長を縮めよう!」
「どうやるの、それ?」
「遠近法とか使えるのかな」
「あぁ〜」
そして、晴くんにバレないように、身長を縮めるためにカメラを抱えて晴くん探しに茉莉ちゃんと行くことになった。