全ての記憶を《写真》に込めて
男の人が声を発した。存在を忘れてたなんて言えないけど。
「あっ、そう言えば… 貴方の名前は何ですか?昨日聞きそびれて」
「は?なんであんたなんかに教えないといけないわけ?」
「和久井晴だよ〜、是非晴くんって呼んだげて」

「晴くん? ……晴くん、よろしくお願いします!」

そして、私は少しずつクラスに顔を出すようになった。
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