愛されたいのはお互い様で…。
・真っ新になれるモノなら…
解らない事があるから、それが解れば、それが務に聞きたい事…。
んー、何かあったっけ、解らない事…。
出会った時、務があのバーに来た理由?
そんな昔の事は…それに務は普通に立ち寄っただけだろうし。
務が会社でどんな仕事をしているかとか?
私は根掘り葉掘り聞いた事は無い。
それを聞けって?…今更そんな事ではない。
家族構成?兄弟?出身校?年収?…。みんなよく聞くらしいけど。私は知らない。務に興味が無い訳じゃない。特に聞こうとはしなかっただけ。
聞いて無い事があり過ぎるのかな…。謎のままの事…?。
ブー、…。
【少し日数も経ったけど、宿題は解ったか?】
【まだです】
だって、…その都度、聞いてなかった事なら、もう思い出し辛いし…。
【期限切るぞ】
【えー】
【普通、宿題には提出期限があるだろ。いつまでも待ってるなんて有り得ない】
【…そうだけど】
【猶予をプラスして、一週間ってとこかな】
【今日から?】
【そう、今日から一週間。それで解らなければ、もう宿題は消滅だ。出さなくていい】
…聞かなくていいって…。もう…何…。
【遅れて出しても許してくれる場合もあるでしょ?】
【学校の宿題のつもりか?それは無い。期限を切る意味が無いだろ】
【そうだけど。考えてるけどまだ全然解らないから】
【それは紫次第だ】
私、次第…それはそうだろうけど。
【疑問に思った事だ】
え?
【じゃあ、一週間後】
あ。…務。
ふぅぅ…全然閃かないんだけど…。
私が聞きたい事っていうより、務が聞いて欲しい事…って事だ。そうよ。
……あ。でも…駄目だ。それ以上浮かばない…。