MOON WOLF
暖かい
さっきまでの冷えきった心が一瞬で暖かくなった
愛斗か抱きしめてくれるだけでこんなに安心するなんて…
愛斗は、もう涙は出ないけどまだしゃくり上げている私の呼吸を整えるように、
ゆっくりゆっくりと
トン トン
と、背中を優しくたたいてくれている。
「あ…」
私はホントは…今まであったこと全部話してしまいたい
誰かに吐き出して楽になりたい
「ん?」
でも、愛斗、あのね
「なんでも…ない…っ」
言おうと思ったのに声がかすれてそこから先が言えない。
「…そか」
楽になりたい、けど
怖い。
愛斗は、私がいらない子だと知ったらどう思うの?
どんな感情で私を見るの?
「あいと…」
「ん?」
「ごめんねっ…」
なんにも話せなくてごめんね…
弱くてごめんね…
私はまだすべてを話すことは出来ないよっ…
「もう喋んな」
愛斗は私の気持ちを知ってか知らずか、そう言って抱きしめる力をさらに強めた。
「お前、あぶねえからもう夜1人で出歩くな」
愛斗はほんとに優しい人だと思う。
初めてあった時から迷惑かけっぱなしなのに、今日も泣いてる私を抱きしめてくれた。
「うん。」
約束できるかは分からないけど愛斗に心配はかけたくないと思った。
こんな私を心配してくれてるのかただほっとけないだけなのかは分からないけど…
私の返事を聞くと、愛斗は立ち上がって
「送る」
そう言って私の体から腕をはなした
さっきまであった温もりが一気になくなり、体中から熱が抜けていくのがわかった。
それと同時に先程まであった不安がすごい速さで全身を駆け巡った。
「?!」
愛斗はそれを察知してくれたかのように手を繋いでくれた。
「ありがとうっ…」
心が愛斗の優しさでしみる。
愛斗といると、心が休まる。
さっきぶり返してきた不安も消えて、安心して家路につくことが出来た。
愛斗は私の家に着いたにも関わらず帰ろうとしない。
「愛斗?」
どうしたの??
「お前が家に入るまで帰らねえ」
「えっ…」
その言葉を聞いて、ほんとは帰りたくないけど帰らなければ愛斗がずっとここにいて風邪ひいてしまうんじゃ
と、思うといえにはいらなければいけないわけで
サヨナラを言うと私はさっさと家に入ることにした。
さっきまでの冷えきった心が一瞬で暖かくなった
愛斗か抱きしめてくれるだけでこんなに安心するなんて…
愛斗は、もう涙は出ないけどまだしゃくり上げている私の呼吸を整えるように、
ゆっくりゆっくりと
トン トン
と、背中を優しくたたいてくれている。
「あ…」
私はホントは…今まであったこと全部話してしまいたい
誰かに吐き出して楽になりたい
「ん?」
でも、愛斗、あのね
「なんでも…ない…っ」
言おうと思ったのに声がかすれてそこから先が言えない。
「…そか」
楽になりたい、けど
怖い。
愛斗は、私がいらない子だと知ったらどう思うの?
どんな感情で私を見るの?
「あいと…」
「ん?」
「ごめんねっ…」
なんにも話せなくてごめんね…
弱くてごめんね…
私はまだすべてを話すことは出来ないよっ…
「もう喋んな」
愛斗は私の気持ちを知ってか知らずか、そう言って抱きしめる力をさらに強めた。
「お前、あぶねえからもう夜1人で出歩くな」
愛斗はほんとに優しい人だと思う。
初めてあった時から迷惑かけっぱなしなのに、今日も泣いてる私を抱きしめてくれた。
「うん。」
約束できるかは分からないけど愛斗に心配はかけたくないと思った。
こんな私を心配してくれてるのかただほっとけないだけなのかは分からないけど…
私の返事を聞くと、愛斗は立ち上がって
「送る」
そう言って私の体から腕をはなした
さっきまであった温もりが一気になくなり、体中から熱が抜けていくのがわかった。
それと同時に先程まであった不安がすごい速さで全身を駆け巡った。
「?!」
愛斗はそれを察知してくれたかのように手を繋いでくれた。
「ありがとうっ…」
心が愛斗の優しさでしみる。
愛斗といると、心が休まる。
さっきぶり返してきた不安も消えて、安心して家路につくことが出来た。
愛斗は私の家に着いたにも関わらず帰ろうとしない。
「愛斗?」
どうしたの??
「お前が家に入るまで帰らねえ」
「えっ…」
その言葉を聞いて、ほんとは帰りたくないけど帰らなければ愛斗がずっとここにいて風邪ひいてしまうんじゃ
と、思うといえにはいらなければいけないわけで
サヨナラを言うと私はさっさと家に入ることにした。