残り少しの時間楽しませてよ。
第1章

昔と違って

「おい、闇子!」

「やーいやーい、ヤミヤミ菌がうつるぞ!」

「近づくな!闇子がきたぜ!」

今目の前で、イジメがあるのに 俺はそれを見ているだけだ。
あいつも助けを、求めてる。
「助けてやらなきゃ」
その思いは、あるんだが 行動にうつせない。

昔から俺は、そうだ。
ヘタレで臆病ですぐに逃げてしまう。
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