…好きか?
いつもツルんでるヤツらの耳にまで
さっきの事が伝わっているなんて…
「噂になってんぞー」
もうすでに他にもか…。
「んで?
どこまでイッてんだ?お前ら」
あーもう。
否定するのも面倒になってきた。
ゼンは興味なさそうに机に伏せて寝ているし。
「でもどうして階段から落ちたんだ?
ってかお前が落ちるなんて意外だな」
「猿も木から落ちるって言うし?」
誰が猿だ、誰が。
そんないつも通りの
アホみたいな会話をしている中でも
妙に頭から離れない副会長さんの言葉。