…好きか?

いつもツルんでるヤツらの耳にまで
さっきの事が伝わっているなんて…



「噂になってんぞー」



もうすでに他にもか…。



「んで?
 どこまでイッてんだ?お前ら」



あーもう。
否定するのも面倒になってきた。


ゼンは興味なさそうに机に伏せて寝ているし。



「でもどうして階段から落ちたんだ?
 ってかお前が落ちるなんて意外だな」


「猿も木から落ちるって言うし?」



誰が猿だ、誰が。


そんないつも通りの
アホみたいな会話をしている中でも
妙に頭から離れない副会長さんの言葉。





< 113 / 370 >

この作品をシェア

pagetop