…好きか?
アタシから突然避けたにも関わらず
どうにも気まずい…。
「ねぇ本当に
彼らと一緒じゃなくていいの?」
「いいの、いいの」
ゼンと同じ班にはならず
平岡さん達、女子数人とグループを組んだ。
その選択には
他の生徒達も驚いた様子だったけど
子供じゃないんだから
ゼンと一緒にいるのが当たり前だなんて
考えたらいけない事。
これも2人のためだと
自分に言い聞かせるしかなかった。
それぞれの班に分かれ
各グループどこに行くか調べ始めた頃―――