…好きか?

「…見損なった。
 最低だな」



1番近くで
理解のあったパートナーまで裏切って…
それが何より堪えた…。


それからアタシ達は
完全に距離があいた。


アタシがというよりも
ゼンの方が近付かなくなったんだ。

仕方ない事だけれど
嫌われたと思っている。



何もかも忘れて思い出さないように
アタシは女子の助っ人依頼に応え
ひたすら部活に打ち込んだ。



「今日メンバー足りなくて
朝比奈さん来てくれたから本当助かった!」


「明日はウチの部活にもお願い!」



必死だった。
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