…好きか?

「イチカお前
 さっきより熱が…」


「…大丈夫。
 気付いてたから…」



熱が高いなんて
測ってなくてもわかる。

こんな時に…本当、最悪。



「え、朝比奈さん!?
どうしたの!?」


「なんだ?どうした?」



アタシの異変に気付かれてしまい
結局ホテルまでタクシーで帰る事に。



「無茶しすぎ」


「…ですよねぇ。ごめんって」



タクシー内でゼンにまた怒られ
到着すると一気に具合の悪さがピーク。



「38.5℃
 よくこんなにあるのに動けたわね」



着いて早々
個室に隔離された。

< 152 / 370 >

この作品をシェア

pagetop