…好きか?
「大丈夫か?」
「…なんとかね」
「調子悪かったなら言えよな。
腕掴んだ時に熱いとは思ったけど
無理するからマジで焦った」
「あ、うん…」
あいかわらず
こういう優しいところがあるんだよ、ゼンは。
でもそれに甘える事は
いけないから――
さっき言おうとした事をもう1度話すため
アタシは重たい体を起こした。
「起きんな。
寝てろって」
もちろんそれをゼンに止められたが
首を横に振ってそれを拒否。
そして伝えた。
「ねぇアタシ達
パートナーを…解消しよ」
…と。