…好きか?

「お茶しかないけど悪いね」



そう言って会長さん
冷蔵庫からお茶と取り出し
コップに注いでくれた。


どうして生徒会室に冷蔵庫があるのか
すげぇ学校だ。



「で?話って何すか?」



早めに用件を聞いて
さっさと帰りたい。



「そんなに慌てるなって。
 ゆっくりしていけばいいのに」


「自分の家みたいに言うな」


「まったく…」



会長さんは呆れた表情をしながら
アタシの正面の席に腰掛けた。



「じゃぁいきなり本題に入るけど」


「うん」



まるで面接みたいだ。
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