…好きか?
受けて立とうじゃん。
「勝負って…
私そんなにビーチバレー得意じゃないよ…?」
アタシの耳元で小声で囁く平岡さん。
『大丈夫、フォローするよ』って言いたかったのに
邪魔が入った。
「この勝負
朝比奈さんだけに決まってんでしょ。
お友達はコートの外で応援してな」
うわ、卑怯。
そんな決まりがあったとは。
一般的にコレが“イジメ”だと思う。
「1:2
臨むところだ」
さぁ、戦闘開始だ。
アタシ達が無意味な勝負を始めている頃
会長さんが向かった先は
ゼンのところ―――