…好きか?

「いきなりいなくなったから
 イヤな予感はしていた。
 目撃者がいたから警察連れて捜しに行ったら
ボロボロになってんじゃん…
なのに、人の事ばっか心配して。
かと思えば倒れて意識がないし…
本ッ当、心配した」


「そう…だったんだ。
 ごめん…」



あの時は必死すぎて
平岡さんの事しか考えてなかったけど
何があったのか知って
アタシ自身も今、ホッとしている…



「俺も気付くのが遅くなって
 ごめん…」


「ううん…
 ありがとう、助けてくれて…」




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