…好きか?
3.魔女だったり…
―――シャワー室前。
「わざわざ悪いね。
ココまで付き合わせて」
「まったくだ。
でもウチのボスは“要注意危険人物”だからな。
ちょっと目を離すと
さっきみたいな事になるから。
ボディガードは大変だ」
じゃあ別に放っておけばいいのに。
まぁそんなところがゼンの長所なんだけどさ。
ゼンと別れ
アタシはようやくシャワーを浴び
サッパリしたところで外に出ると…
「え、何?
まだいたの?」
ふと気付くと
すぐ隣のベンチに座って携帯をいじるゼンの姿。