…好きか?
「ないない。
付き合ってるワケじゃないんだから」
さすがにそのポジションは
彼女である副会長さんだし。
って否定するも
会長さんは信じていないのか
「ふーん…」
…微妙な反応。
言葉数が減り
静かに花火を見る会長さんは
すごく…
すごく・・・・
おとなしい。
あまりに珍しすぎる。
何か考え事をしているのか?
それとも逆に何も考えていないのか?
「急に黙って
どうしたの?」
思わず聞いてしまった。
「え?」
質問された事に驚いたのか
ハッとアタシに顔を向けた。