…好きか?

「「・・・・・」」



沈黙が続いて
こ、怖い…。


何か話さないといけないんだろうか。

でもココ図書室だしな…。

そもそも
なぜわざわざアタシの隣に座る?


彼女にとってもアタシは
1番、顔を合わせたくない相手のはず。

なのになぜ近付く?

まったくわからない…



「ねぇ、朝比奈さん?」


「は、はいぃぃ!!」



独り言を頭の中で巡らせていたから
突然話し掛けられて
思わず声が裏返ってしまった。


このタイミングで
心の準備もなく激しく動揺。

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