…好きか?
何が…
起きてんの…?
あまりに突然の出来事に
アタシの頭の中はフリーズしてしまった。
…が、
脳裏に浮かんだ副会長さんの存在に
ハッと我に返り
ゼンを突き飛ばすように体を離した。
「何してくれてんのッ」
離れたにも関わらず
アタシは未だにパニック状態。
なぜか心臓の鼓動は速いし
顔が熱い。
それなのにゼンは
表情1つ変えず
何事もなかったかのように
冷静を貫いている。
「何…考えてんの、ゼンッ
どうしてこんな事ッ」
どういうつもりなんだよ。