…好きか?

「用事?
 そんなのないけど?
 俺はイチカの
 顔が見たかっただけだし」


「・・・は?」



この人は
またそんな事を言う…



「しばらく仕事が山積みで
 一緒に帰れなさそうだからね」



そう言いながら
またデスクに視線を移すと
確かに仕事量の大変さが
物語っている。



「まぁあんまり
 無理しないようにね…」



彼女としても
生徒の1人としても
心配して声を掛けてみるが…



「優しいね、イチカ。
 大丈夫だよ。
 お前に癒してもらうから…」



そう言って
いきなり抱きしめ
キスをしてくる――


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